よもやま話

おせっかいアドバイザー

糖尿病治療ガイド(食事療法)

糖尿病治療ガイド2020ー2021


最初に食事療法のポイント
・腹八分
・食品の種類は出来るだけ多く
・動物性脂質を控える
・食物繊維をとる
・朝昼夕、規則正しく
・ゆっくりよく噛んで
・単純糖質を控える


以前のガイドラインに、載ってなかったのを中心に
進めさせていただきますネ


(動物性脂質を控える)
以前は「脂質を控えよう」
から
動物性脂質(飽和脂肪酸)を控える


体に良いオリーブオイルなどは、ある程度はとっても良いが、
飽和脂肪酸は控えるべき


飽和脂肪酸が多い食品は、
油の多い肉・赤身肉・ソーセージ・ハム・ベーコン・チーズ・バター・ラード・ココナッツオイル・ココナッツミルク・ショートニング・パーム油、等々



(単純糖質を控える)
間食が禁止と言うのではなく、
単純糖質が多く含まれる間食を避ける


要は質の問題


単純糖質は2糖類のもの
多く含むのが、菓子類・ソフトドリンク・果物、等々



食事療法の進め方として
以前は、標準体重から摂取カロリーを出してたけど、
目標体重に変更


(目標体重)
65歳未満はBMI22
65歳以上はBMI22~25


これにエネルギー係数をかける
(エネルギー係数)
・軽い労作(大部分が座位)・・・25~30kcal
・普通の労作(座位中心だけど、通勤・家事・軽い運動)・・・30~35kcal
・重い労作(力仕事・活発な運動習慣がある)・・・35kcal~


60歳・165㎝で毎日家事とウォーキングをしてるなら
60㎏×30~35kcal=1800kcal~2100kcal


三大栄養素は、
炭水化物・・・40~60%
たんぱく質・・・20%
脂質・・・25%を超えるなら飽和脂肪酸を減らす


炭水化物は、50%→40%に変更
但し、それにより脂質が25%を越えたらな飽和脂肪酸を減らす
また、ご飯が少し減る事で塩分も減るので、薄味のおかずにする



合併症を予防するために
(アルコールは1日25gまで)
アルコールが直接血糖値をコントロールする訳ではないけど、
肝機能が悪くなると、血糖コントロールが難しくなる


(脂質・果糖に注意)
高中性脂肪血症の場合、飽和脂肪酸・ショ糖・果糖の摂り過ぎに注意


果物に油は入ってないと思いがちだけど、
果糖は直接細胞に取り込まれず、肝臓に取り込まれ、
中性脂肪・コレステロールの原料になる


果物の摂り過ぎは、体に体脂肪がつきやすくなる
脂質異常の人は、特に果物の摂り過ぎに注意


(食物繊維をとる・・・1日20g以上)
食物繊維のメリットは色々あるけど、
食後血糖値の上昇を抑え、血清コレステロールの増加を防ぎ、
便通を改善する効果がある


(塩分)
高血圧予防も糖尿病治療では大事なので、
男性は1日7.5g未満
女性は1日6.5g未満


すでに高血圧がある人は、1日6g未満




体の基は食事
精神疾患の人も、心身を整えるに参考になると思いますよ~


何しろ「バランス」が大事です

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