糖尿病と感染症(病院の冊子より)
昨日、病院に行ってきたので、
大好評シリーズの「病院の冊子より」でございます
ザックリ行きますネ
糖尿病の人は、
肺炎・膀胱炎・腎盂炎・皮膚炎・歯肉炎・あるいは風邪、
と言った感染症にかかりやすい
感染症に注意が必要な理由
・好中球の貧食機能の低下
高血糖になると、体内のウイルスや細菌を食い殺す(貧食)機能が低下する
・免疫反応の低下
一度感染した病原体に対し抗体が出来る(免疫反応)
高血糖では、この反応が弱くなる
・血流が悪くなる
高血糖では、細い血管の血流が悪くなり、酸素・栄養が行き渡らず、
細胞の働きが低下したり、白血球が感染部位に到達しにくくなり、
内臓の病気が起きやすくなる
更に、
感染で受けたダメージの回復も時間がかかり、
抗生物質などでも、感染部位に到達しにくいため、薬の効果も弱くなる
・神経障害が感染・悪化
神経障害があると、内臓の活動が乱れやすく、膀胱炎・胆のう炎の原因になる
また、
痛みを感じる神経も障害されるので、症状が現れにくく感染症に気づくのが遅れ、
その間に病気が進行する
・血糖値がより上昇する
一度細菌に感染すると、インスリンを効きにくくする物質が多くなり、
普段より血糖値が上昇し、更に感染症を進行させる悪循環になる
今回も、後編に続きますネー
シリーズ物のサダメです!