有酸素能力と糖尿病
こんばんわ~
エアロビクス推進委員会のMr.ろんり~です
「2型糖尿病罹患に対する飲酒習慣,有酸素能力の相互作用に関するコホート研究」
詳細は↑↑↑で
本研究は,
日本人労働者を対象にして、飲酒習慣と有酸素能力が、
2型糖尿病罹患とどのような関係にあるか調査した
糖尿病に罹患していない男性4,745人(年齢:20~40歳)
自転車エルゴメータを用いて最大酸素摂取量を推定し,
対象者を有酸素能力で3群
・低FIT群
・中FIT群
・高FIT群
に分類した
また、自己記入式質問票を用いて飲酒習慣を確認し,対象者を
・非日常飲酒群(非飲酒者を含む)
・日常飲酒群(アルコール45g/日以下)
・多量飲酒群(46g/日以上)
に分類し、14年間追跡して2型糖尿病罹患の有無を観察
追跡期間中,280人が2型糖尿病に罹患
低FIT&多量飲酒群を基準として、
いずれの群も低い相対危険度を示していた
そして,
・高FIT&多量飲酒群は0.82(0.30-2.27)
・低FIT&非日常飲酒群は0.50(0.26-0.94)
・高FIT&非日常飲酒群は0.16(0.05-0.50)
という相対危険度を示した
参考までに、
酒は筋肉にも良くないんですよー
この辺は、そのうち書きますネ
余談で
「有酸素能力(全身持久力)」
VO2max(最大酸素摂取量)
全身持久力の指標で、1分間に取り込む酸素量で、
強度で上昇し、頭打ちになる状態が最大酸素摂取量
運動中に、
ミトコンドリアに取込まれる酸素の最大量にもなる
参考でアスリートの平均(男性)
単位:㎖/kg/分
一般男性:40
マラソン:79
中距離:78
サッカー:66
短距離:60
野球:52
有酸素能力が高い人は、低い人より、
2倍程度死亡リスクが低くなる
有酸素能力は全身組織の総合力
身体活動量と強い相関関係がある
身体活動量を高めておけば、肥満を予防が出来て、
インスリン感受性を高めたり、動脈硬化を予防したりする
身体を動かすためにはエネルギーが必要で、
有酸素能力の高い人は、エネルギー消費の予備力が高く、
同じ身体活動を行っても、低い人より余裕があるので、
エネルギーを効率よく使うことができる
有酸素能力を高めるためには、有酸素運動が効果的
リズミカルで長時間続けられる運動
ジョギングやサイクリング・速歩・スイミングなど
有酸素能力は、「ハァハァ」で、会話が出来る
無酸素運動は、「ゼェーゼェー」で、手を膝につけ(又は倒れ込んで)肩で息をする
または、
有酸素運動は1分以上出来、
無酸素運動は1分以内でギブアップ
有酸素能力を測定する方法で代表的なのが、
・20mシャトルラン(往復持久走)
・踏み台昇降運動
・6分間歩行テスト
・12分間歩行テスト
・最大酸素摂取量測定法など
詳細はネットで調べてネ
高強度インターバルトレーニングは、
VO2max170を出す
全力でやればだけど
高強度インターバルトレーニングは、
もうムリとレストを繰り返す
タバタ式プロトコルは、3~4分で済む
お花畑に行きたい方には、マジでおススメ🌷
タバタ式トレーニングは、立命館大の田端教授が、
長野五輪のスケート選手向けに考案したプロトコル
当時、金メダリストの清水選手が一番嫌いだったトレーニング
と言う話もある
横にマットを置いて、
終わったらバタンと倒れる
それが高強度トレーニング
そこまでいかなくても、
肩(全身)で息をしてれば👍